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2012年11月23日 (金)

鹿児島輪行ツアーその1(始まりはテツタビ)

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11月17日 雨
もう2年越しだろうか、naga2氏と計画していた鹿児島輪行ツアー。なかなか仕事などの都合が合わず、今年の春にやっと好機が訪れていたんだけど自分の交通事故のせいで敢えなく延期になってしまった。
なので、今回こそは是非実行したい!しかし、土曜日の天気予報は雨。降水確率は80%とか90%とかいう高確率な数字が踊っている。十分に止める理由にはなる数字だけど、翌日の日曜日の天気は晴れ、降水確率は10%。これは行くしかないだろう。


 

 

夜明け前に家を出発。予報通りしっかりした雨が降っている。
小倉~博多はJR西日本「こだま」で輪行。博多駅の降車ホームで博多発鹿児島中央行きの「さくら」でnaga2氏と合流した。別々に座席予約をしたんだけど、まさかの隣同士!輪行する人は一番後ろの席を取り、座席と壁の間に自転車を置くのがお約束だからたまたま同じ最後部席を取ったんだろうね。
窓側で景色を楽しもうかなんて考えていたけど甘い甘い。雨にかすんで景色は見えない。

 



   

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新八代8:15に到着。
しかし雨はやむどころか風も激しい。これはもう暴風雨だ。ここからは自転車で走り出す計画だったけど相談する余地もなく、人吉までこのままテツ旅を続けることにした。

 
 
 
 

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九州横断特急(Trans-Kyushu Limited Express) くまがわ1号
ああ、これは以前、人吉駅に止まってるのを見て、一度乗ってみたいと思っていた列車だ。今回乗れるなんてそれはそれで嬉しい。
なんで人吉に行くのが「九州横断」なのか? この列車、別府発で大分、阿蘇、熊本と走ってくる列車のようで人吉が終着駅となるようだ。確かに九州横断ですね。

 

 

 

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球磨川沿いを走る列車。車窓からは球磨川の急流が見下ろせる。本当はここに沿って自転車で走りたかったんだけど、テツ旅もまた楽しい。

 
 
 
 
 

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特急なのにワンマン運行、でも客室乗務員のおねえさんが車内改札もするし、車内販売もするよ。
観光列車としての性質もあるから、景色の良い場所での観光ガイドのアナウンスもあります。





   

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人吉に到着です。本来なら自転車で来るはずだったので予定より2時間も早い到着です。
 
 
 
 
 

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人吉駅のホームには郷土玩具のきじ馬が置かれています。
 
 
 

 

 

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まだまだ雨は降っているし、予約した「いさぶろう」の発車まで3時間以上ある。さあどうしますかねえ。せっかくだから駅を出て、昼飯も食べて、温泉にも入ろう。ここは人吉温泉という温泉地なのだから。
 
 
 
 
  

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人吉のメインストリートを歩いてみたがほとんどゴーストタウン。寂れているというのではなく、11時前なんてどこも店を開けていないのだ!歩き回っているうちに11時を回り店が空いてきたので焼肉屋に飛び込んだ。石焼ビビンバが雨で濡れて冷えた体を温めてくれました。
 
 
 
 
 

 

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ついでに観光。国宝青井阿蘇神社へ行ってみた。あいにくの雨だけど七五三で人は多かった。

 
 
 
 
 

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青井阿蘇神社の前の赤い橋を渡って温泉へ行こう。
 
 
 
 
 
 
 

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以前からちょっと気になっていた人吉旅館へ行ってみた。

 
 
 
 
 

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立派な庭と玄関にビビるが普通に立ち寄り湯ができます。
 
 
 
 
  
 

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温泉に行くまで、中庭をぐるりと囲む廊下を回っていきます。これがレトロで格調高くて素晴らしい!この旅館、一度泊まってみたいなあ。

 
 
 
 
 
 

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温泉もシブいですね。深い浴槽には木のベンチが沈められていてそれに腰掛けて入るようになっている。泉質はナトリウム炭酸水素塩泉でとろみ感のあるお湯です。
ああ、気持ちいい。湯上りに休憩所のソファでうとうとしてしまった。なんかしばらく眠っていたい・・・(笑)

 

 

 

 

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さて、出発の時間が近づいてきたので人吉駅まで戻ってきました。これは人吉駅前にあるお城のモニュメント。

 

 

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からくり時計です。けっこうこれを見るために観光客が集まってきましたが、なんだかかなりお子様向けのからくり時計のような感じ。

 

 

 

 

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お、いさぶろう号がすでに発車待ちですね。さあ、乗り込みましょう。
『愛称の由来は、「いさぶろう」が人吉駅 - 吉松駅間が建設された当時の逓信大臣山縣伊三郎、「しんぺい」が同区間開業当時の鉄道院総裁であった後藤新平で、矢岳第一トンネルの矢岳方入口に山縣の「天険若夷」、吉松方に後藤の「引重致遠」の扁額が残ることにちなむものである。それぞれ揮毫者の名を冠する列車が揮毫した扁額に向かって走る形となる。』ーーーwikipediaより
 
 
 
 
 


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肥薩線を走る観光列車だ。人吉→吉松が「いさぶろう号」で吉松→人吉が「しんぺい号」となる。今回、人吉発なので「いさぶろう」です。
もともと肥薩線は鹿児島本線。戦時中、八代から鹿児島を結ぶために海側を通すか山側を通すかの議論の末、海側だと攻撃を受けやすいから山側を、という軍部からの要請で山側を通すことになった路線だといいます。険しい山越えをするためにスイッチバックやループ線という苦肉の策でなんとか通した路線である。
その後、海側ルートが完成し、そちらが鹿児島本線となったため、このルートは肥薩線となりました。もはや無用の長物と言ってもいいような典型的なローカル線です。 

 

  
 
 
 

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レトロ調の列車はいろいろありますが、ここまで徹底的にレトロに作られた列車があっただろうか、いやない。椅子やテーブルは木製、床も板張り。タイムスリップしたみたいだ。さすがJR九州のデザイン顧問の水戸岡鋭治さんのデザインした車両は抜かりがない。

 

 

 

 

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車内は満席。席に座れず立って乗ってる人もいる。SL人吉号からそのまま乗り継ぎで、いさぶろう乗る人がほとんどなんだろうな。輪行パターンでなけりゃきっと自分もそうするだろう。
そんな満員の車内。申し訳ないけど自転車はここに置かせてもらいますね(笑)

 

 

 

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列車は途中の各駅に停まり、駅舎の見学時間を設けている。まわりに集落など無く、もちろん全て秘境駅と言ってもいい駅で実際の利用者などいるはずもないが、いさぶろうの停車時のみ賑わう。
客室乗務員のお姉さんはとにかくサービス満点。車内での観光アナウンスはもとより、車内販売、写真撮影もしてくれます。写真を撮ってくれたり撮らせてくれたり大活躍。

 

 

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ここは大畑(おこば)駅。ループ線とスイッチバックが共存する日本で唯一の駅なのだとか。
駅舎の中は名刺だらけ。駅舎に名刺を貼ると出世するのだとか。

 

 

 

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蒸気機関車時代のもはや無用の長物でしかないループ線やスイッチバックをも観光資源として見せ場として使うという荒技を見せるJR九州。さすがだ。
ピンポイントでしか見えないこのループ線と大畑駅の景色をわざわざ1両毎の位置で3回停めて3両編成の乗客の全てに見せるという運転士泣かせの演出。どんだけサービス過剰な観光列車なんだ!(笑)
 

 
  
 
 

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車内でも客室乗務員さんは制帽とパネルを持って写真撮影のお手伝いをしに駆け回っています。
  
  
 
  

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では我々も一枚お願いしましょう、せっかくだから(笑)
 
 
 
 
 



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矢岳(やたけ)駅でも停車です。ここは肥薩線で最高地点の駅でもあります。徹底的に古い木造駅舎を残す意気込みがスゴイです。

 

 

 

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周りには集落はおろか人の気配すら無い駅ですが、SL展示館があるんです。いやあこんなのがあるなんて全く知らなかったなあ。

 

 

 

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おお!すごい。D51ですよ。完璧に保管されていますね。実はとなりにもう一両SLがあったらしいですが現役復帰したとか!それもスゴイ!

 

 

 

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運転室に乗り込むこともできます。こりゃ是非入っておかないと!

 

 

 

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この使い込まれた本物の佇まいがいいですねえ。

 

 

 

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ついにやってしまった、ヤッターマン乗り!(笑)

 

 

 

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これが肥薩線が誇る、日本三大車窓。えびの方面の景色です。この日はあいにくの曇り空なんで霧島連山が見れない、くやしい・・・。それでもチラリと桜島の姿が見えたのがラッキー!
もちろん、列車はここで少しの間停車してくれます。

 

 

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真幸(まさき)駅に到着です。地元の方々がおっきな手でお出迎えです。なんか嬉しいなあ。 

 

 

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真幸駅にはその名にちなんでホームに幸せの鐘があります。自分の幸せの度合いに応じて叩く回数を変えるだとか。みんな行列をなして叩きまくってます(笑)

 

 

 

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真の幸せと書いて「真幸」駅。でも歴史的にはけっこう悲惨なことばかり起こっているんですけど、この駅の周り・・・。

 

 

 

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おみやげ物屋が大繁盛って感じ。

 

 

 

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これがいわゆる「タノカンサァ」です。田の神様という意味です。民間信仰の神様なんですがこのヘタウマ加減がユーモラスで微笑ましいです。

 

 

 

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縦横無尽に駆けまわってサービスしてくれた客室乗務員のおねえさんがた、ありがとうございました。本当に楽しめました。
これほどのおもてなしとエンターテイメントを提供してくれるとは思ってなかったので本当に大満足です。 
 
 



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終点の吉松駅に到着しました。ほとんどの方はここから鹿児島中央駅行きの特急「はやとの風」に乗り換えです。もちろん我々はここからが自転車旅のスタートです!やっと雨も上がりました!

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