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2007年9月12日 (水)

ぶらり、しまなみ海道ツーリング

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「しまなみ海道」とは、1999年5月に開通(正確には全通)した、本州四国連絡ルートの一つ、愛媛県の今治市と広島県の尾道市を島づたいに橋で結ぶ「西瀬戸自動車道」の愛称です。
しまなみ海道を初めて走ったのは開通した1999年の夏にバイクでツーリングしたときでした。なので今回は2度目。しかし今回は自転車(Gaap)でのツーリングだ。 そう、しまなみ海道が残りの二つの橋(瀬戸大橋と明石海峡大橋)と決定的に違うのは歩道、自転車道および原付道が併設されているというところ。
今回はこの自転車道を走って来たというわけ。

実はGaapを買った当初から目標に考えていたしまなみ海道ツーリング。Gaap購入とほぼ同時に輪行袋も購入し、その後すぐにしまなみ海道ツーリングを想定しての豊浦〜角島〜油谷への輪行&キャンプツーリングをやったりもした。距離にして約70km。
でもいざ実行に移すとなると自転車にちょうどいい気候の時期に限ってなにかいろいろと用事があったり仕事で問題が起こったりする。なかなか実現に移せなくてもうあれから3年以上も経ってしまった。そうこうしてるうちに新しい自転車(シクロクロス)までも買い足してしまっていた。新しい自転車を買ったショップでしまなみ海道のことを聞いてみるとお店の方はすでに行ったことあるという。コースは自分が頭の中に思い描いていたコース(小倉→広島→尾道→しまなみ海道→今治→松山→小倉)とは逆のコース。夜のうちにフェリーでまず四国に渡ってそれから走り始めるとのこと。
自分としてはしまなみ海道ってものは尾道からスタートし、島々を巡ったあと最後に来島海峡大橋の巨大な姿を仰ぎ見てクライマックスを迎えるものと決め付けていた(前回もそうした)。そして走り終えた余韻を抱きながら夜のフェリーで寝床につく。目が覚めれば小倉・・・。それが自分のシナリオ。
だからその逆のルートの話を聞いたときは意外というか違和感だらけだった。ただこの方法だと時間がすごく有効に使えるんです。仕事終わってからでも21:55小倉発のフェリーには乗れるし、帰りは尾道から新幹線に乗って小倉に帰れば夜はちゃんと家のふとんで寝られる。
もしこれがフェリーで帰るとなると小倉着は朝5時。だからその日そのまま会社に行ってしまうか、あるいは休日とするか非常に迷うところ。どちらにしてもとても効率の悪い1日を過ごしそう・・・。
 
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この土曜は翌週に予定されている出張の準備やらなんやらで休日出勤の必要があった。しかし、当初のシナリオにはあったキャンプなんかしなくても1日で走り抜けるんじゃないだろうか?なんて考えてくると俄然、現実味を帯びて来て、勢いで行ってしまいました。土曜の会社帰りでフェリーに乗り込んだ。
小倉港まで約10km、土曜の夜の小倉21時前、妙に華やかなおねーさんたちが闊歩していて(ご出勤?)妙にきょろきょろしてしまう(笑)。そんな街中を抜けて港へ。手続きを済ませ関西汽船の小倉→松山のフェリーに乗船する。自転車って特殊手荷物で1100円も取られてしまうんだけど折り畳んで客室に持ち込めばタダである。当然のように折り畳んで持ち込む。
フェリーの中では早速ビールタイム。甲板に出て夜風に当たり、門司、下関の両岸に見える夜景を楽しんだり、関門橋の下をくぐり抜けるダイナミックなイベントに酔った。
  
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松山港に降りるとまだ真っ暗。でもなんかすでに蒸し暑い、まだ朝5時というのに。なんだか今日一日が思いやられるなあ。JR三津浜駅(無人駅)まで走って再度折り畳んで輪行だ。フェリーの中でうかれてビール飲み過ぎたり甲板をうろうろしてたりしたので寝不足でふらふら。1時間ちょっとの電車の旅はほとんど寝てた。
でも薄目を開けて見る車窓からの海辺の風景はなかなか絶景だったな。

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7時16分しまなみ海道への最寄り駅、JR波止浜(はしはま)駅で下車。ここで自転車をセットアップして走り出す。ここも無人駅だった。
 
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駅から既に来島海峡大橋の巨大な姿は見えているので迷うことも無く橋の入り口へ行けた。当然、巨大なこの構造物の上にまで登らなければならないのでスロープを登ることになる。とくに自転車の場合、緩い傾斜を作るためにくどすぎるくらいのくねくねしたつづら折れの道を登って行くことになる。
高度を増せば増すほど来島海峡大橋の圧倒的な姿が視界いっぱいに広がってくる。


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しまなみ海道。今治側からまずは来島海峡大橋。さっそくのクライマックス。本当に巨大だ。しかし橋桁部は薄いなあ、折れてしまいそうだ。

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朝の光り輝く瀬戸内の海がきれい!
 
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料金所、来島海峡大橋は200円
料金を投げ入れて、やっとしまなみ海道に自転車でやってきたんだなあ、という実感が湧いて来てワクワク感でたまらない気持ちになってきた。さあ、これから70km、一日で走れるんだろうか・・・、そんな不安も頭をよぎる。

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橋の上の歩道部分を走る。バイクで走ったときのあっけなさとは大違い。歩道の欄干の向こうは大海原だ。これはもう橋全体が展望台といってもいい絶景だ。いつまで走っても展望台、まさにそんな感じ。
しまなみ海道、これはまさに長大橋の展示場だ。いろんな橋が見られる。大島と伯方島をつなぐ伯方・大島大橋(50円)。見近島という無人島をはさんで伯方橋と大島大橋という桁橋とつり橋というタイプの異なる橋で構成される。 見近島にはキャンプ場がありますが車のランプは設けていないので降りられるのは歩行者、自転車、原付のみ。これは穴場だ。もしキャンプするときがあれば、と目をつけていたキャンプ場。この日はつりをしている人が2人いるだけで他には誰もいなかった。

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伯方・大島大橋を渡ると白い砂浜もまぶしい海浜公園が見えて来た。「伯方ビーチ」というところらしい。きれいな砂浜、誰もいない砂浜。
少し先には道の駅伯方がある。

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道の駅伯方には名物伯方の塩ソフトが。
とてもソフトクリームを食べる気にはならなかったので看板のみ撮影。
塩アイスはカップがバカでかくてこれもパス。

大三島橋(50円)、しまなみ 唯一のアーチ橋を渡り大三島へ。ここは大きな島で、サイクリングコースはずっと奥まで回り込むように作られているが、しまなみ海道が掛かっている区間は短い 。時間があれば島の奥まで走ってみたいんだけど、先を急ぐのでしまなみ海道沿いの道を淡々と走って行った。

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海沿いの道を走って行くと大きく美しい斜張橋の姿が目に入って来た。多々羅大橋だ。「多々羅大橋」世界最長の斜張橋(100円)
なにやら橋のたもとでは大変な賑わい。どうやらジェットスキーの大会のようだ。MCのおねーさんの絶叫実況が響き渡り。まわりはギャラリーか参加者かで、すごい人だかり。しばらく見物していたけどルールがよくわからないので退散(^_^; 
ジムカーナみたいなものなのかな?それにしても世界一の斜張橋の多々羅大橋の下で大会ってなんかすばらしいシチュエーションですね。
そんな大会会場をあとにしつつ、いや見下ろしつつ山の周りをぐるぐるまわりながら登って行く、そう多々羅大橋に行くために。巨大な橋ほど登る苦労が大きい。リンゴの皮を剥くような螺旋状の道を登りつめやっと橋へ辿り着く。
目の前には巨大で優美な多々羅大橋がそびえ立つ。この多々羅大島には多々羅鳴き龍 が棲むと言われています。←mixiの方は動画をどうぞ。

生口島に渡ったあと、サイクリングロードに従えば峠越えをさせられる。自分は無視して海岸線を走ることにした。楽だし、海沿いを走りたかったから。
その後、多々羅大橋のちょっと小さい版の斜張橋、生口橋(50円)を渡って因島へ。ここもコースを無視し海岸線コースを取る。ここはもう今や尾道市。瀬戸田ビーチや「西の日光」と呼ばれる耕三寺など観光資源が豊富で、しまなみ海道の観光一人勝ちと言われた島だ。だけどここでは飯を食っただけで先を急ぐ。そろそろ疲れて来たし、デジカメの電池も無い。
耕三寺って一度行ってみたかったんだけど、まあ次回の宿題としておこう。

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因島から向島へは因島大橋(50円)を渡る。建設当時は世界一だった吊り橋だ。この橋の見所は道路が二重構造になっているところ。車が上で歩行者、自転車・原付が下を通る。だからこんなカゴのなかの道になるのである。景色を見るにはイマイチだけど、この構造自体を楽しもう(^_^;
ここを渡りきるともう向島だ、最後の島だ。ちょっと早く走りすぎたかな?予定していた15:49の新幹線にはちょっと時間が早いかも。すこしペースを落として走る。ここまで来ると尾道から走って来たのであろう自転車とよくすれ違うようになる。
 
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さて最後はフェリーだ。尾道から向島に渡る新尾道大橋は自転車、歩行者が通るには危険すぎるということでここはいまだにフェリーが活躍する。尾道渡船だ。小さい船が何とも風情がある。
ひっきりなしにピストン輸送しているみたいでほとんど待ち時間が無く便利だ。人100円、自転車10円、儲けがあるのかなんだか心配になる。
 
新尾道までの緩やかな坂を上り、新幹線新尾道駅へ到着。あとは小倉駅に着いて家まで帰るのみ。ほとんど日帰りみたいなコースだけど、それだけに荷物も少なくぶらりと気軽に走れた。なんだ、これでも十分楽しいじゃん。
脚はもう鉛のように重たいけど、おしりは全く痛くない。これは意外だ。やっぱりサンマルコのサドルが自分には合っているみたい。
さあ、次回は見逃した場所をじっくり見物しに来ようかな。

動画をアップしてみました。
多々羅大橋の鳴き龍「SANY0096.MP4」をダウンロード
 
来島海峡大橋の下りスロープ「SANY0055.MP4」をダウンロード(ファイルでかいよ)
 

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コメント

お久しぶりです。

むか~し・・・まだ多田羅大橋と来島海峡大橋が出来てなかった頃に尾道から今治まで徒歩+渡舟で行った事が有ります♪

今度は是非自転車で・・・と、思っているのですが・・・

東京からだとかなり遠いですね・・・(^^;

たしかに東京からだと遠いですよねえ。
自宅から10kmで四国へ渡るフェリーの港があるって、自分はほんと恵まれています。

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