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2006年6月22日 (木)

右田ヶ岳登山&山口ツーリング

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出張で移動する新幹線の車窓から景色を眺めているといろいろと興味を引くものが目の前を過ぎて行く。きれいな山や川、広大な平野、原生林の中の湖沼群、ユニークな形の建造物、さらには臨海工場地帯のサイバーパンクな夜景。そんな中で特に気になっていたのがちょっと変わった雰囲気をもつ山だ。それは新山口駅を通過し、山陽新幹線名物の長いトンネルの一つを出て防府の町へ飛び出したところで左手にそびえている。白い巨岩が山全体を覆い尽くすように多数露出した異様な山容。見方によっては大きな岩に木がまとわりついているようにも見えなくも無い。白い岩はカルスト地形などの石灰石ではなく花崗岩だ。このあたりはいくつかそんな山があるがひときわ目立つのが新幹線沿線にそびえる右田ヶ岳(みぎたがだけ)だ。
久し振りの休みで久し振りのツーリング。どこに行こうか迷った挙句、この山を目指して走ることにした。そしてあわよくば登ってやろうと・・・

朝は霧雨でも降りそうなどんよりとした天気で、走り始めはちょっと肌寒いくらいだった。関門トンネルを抜け、国道2号線から県道25号線にスイッチし周防大橋を越え、防府市に入った頃にはギンギンの太陽が照り付けていた。周防灘の海はきらきらと青く輝いていて「もう夏間近だよ」という海からの声が聞こえるようだ。朝はありがたかった革のチャップスももうこの時点では鬱陶しい以外の何物でもなく暑くてたまらないので脱ぎ飛ばし、すでにその姿が見えつつある右田ヶ岳に向かって市街地を抜け山容自動車道と新幹線の高架下をくぐって走った。右田ヶ岳の麓に着くと新幹線の車窓から見えていたまさにあの姿が目の前にあった。やっぱり白い岩の生えた山の姿は異様としかいいようがない。
060618migitaga02426mという低山だし、着替えは持っていってたものの、まあツーリングついででも登れるだろうと軽く考えていたのでめんどくさくてジーンズとブーツのまま登ることにした。登山口はまさに天徳寺の境内の奥にあった。登り始めてすぐに両脇に土の壁というまるで深い溝のような狭い登山道が続いたが、やはりそれはすぐにやってきた。そう、「岩登り」。予想はしていたけど急峻なのぼりが延々と続く。遠くから見たそのまんまの「岩山」である。これはもう「山に登る」という感覚ではなく「岩によじ登る」といったほうがぴったりだ。そして「短い足だと大変」という意味がわかった。足場に足が届かないという意味なのだ。しかし展望は抜群!天に向かってそそり立つ巨岩を左右に見ながら登っていく。足元も実は巨岩だ。振り返れば防府の町と平野、その向こうの周防灘が一望できる。空中に張り出したような岩の上に立って下界を見下ろすのは心地良い。日差しは強いが吹く風は気持ちよい。でも高所恐怖症の人には拷問かもしれない。またいくつもの巨岩には仏像のレリーフや経文?が彫りこまれていてここが信仰の山でもあるということがよくわかった。
ときおり、ゴォォーという音が聞こえる。新幹線の通過する音だ。トンネルから出て来る新幹線、トンネルに吸い込まれて行く新幹線。ここから見るとまるで模型のようだ。そうか自分はあの車窓からこの山を見ていたワケか。とうとう車窓から見えていたこの風景の中に入って行くことができたぞ!

060618migitaga03そんな山道を登っているうちにだんだん腿や臀部の筋肉が軋む音が聞こえてくるような気がしてきた。普段使わない筋肉を酷使して筋肉がつる一歩手前だった。しかし待て、こんなのぼり道じゃ下りはさらに大変なのでは・・・。尾根筋をずっと登っていくこのコースでは主峰の前に構えた2つのピークを経て行かなければならない。がんばって登って高度を稼いだ後の下りはなんとも虚しい。それを2度も繰り返し、また登り。天徳寺の境内にあったコース図には登りの所要時間1時間25分なんて書いてあったが本当か!?たいてい所要時間なんて体力の無い人標準で長めに書いてあるはずなんだけどホントにそれくらいかかるような気がしてきた。なんとか最後の岩場を登りきり頂上へ。何人かの登山者がすでに昼食中だった。しかし暑い暑い、頂上はあまり日差しをさえぎるものもなく、またなぜか風もなくなっていた。体中汗でずぶぬれ。なんか何リットルも汗をかいたようだ。ジーンズも腰のあたりがずぶぬれだ。
060618migita10分ほど休憩した後すぐに下山。やっぱり予想していたとおり登りよりも下りのほうが大変だった。これどうやって降りようか、と迷う場所もいくつかあった。まるで山を背負うように降りて来た。登り1時間、下り55分とほとんど時間に違いがないのがその証拠。
バイクのところにもどり日陰でクールダウン。汗が引いてきたところでTシャツのみ着替えツーリングに復帰だ。R262〜R435メインに秋吉台脇を通り過ぎ、角島方面へ直行。しかし久々のバイクは気持ちいい!!最高だ。飛ばすというほどでもなく、国道が中心という凡庸なコースになってしまったけど何だろうこの気持ち良さ。やっぱり「休日にバイク乗れる開放感」が一番だろうか。唯一楽しんだワインディングというか狭道は美祢CC横の道くらいだけど久々に腰でバイクに乗る快感を楽しめた。
060618kottoiR435を通るついでに特牛(こっとい)駅にも今回初めて寄ってみた。「秘境駅へ行こう」などで紹介されている"一部で"妙に有名になっている駅ではあるがこの辺りを何度も走ったことあるのにこれまで一度も寄ったことがなかった。といってもGaapで輪行したときJRで通過したことはあるはず。しかし列車に乗って通過したときにはまったく意識してなかった。それもそのはず今回駅を見たけど駅舎はホームより下にあって車窓からだと駅舎の屋根しか見えない。映画「四日間の奇蹟」では特牛駅自身ではなく実在しない「伊上畑駅」役で登場していたという。
060618tsunoshima特牛にくれば角島はすぐそこ。久々に角島に行って来た。さすがに海はいつものようにきれいだ。特に夏に近づいている今の季節は海への強烈な誘いを感じる。でもほんとに角島へ来る人は多くなった。たしかにこれだけきれいだったら人がほっとくはずはない。でも橋が出来る前からずっときれいな海岸だったはずなんだが・・・。やっぱり角島大橋の効果ってスゴイ。
昔、橋のない頃に撮った一枚の写真と同じアングルで撮ろうと思ったがその場所は駐車場になっていた。

約200マイルの日帰りツーリング。距離的、コース的にはほとんどリハビリみたいなツーリングだったけど回復した天気も相まってほんとに気持ちの良いツーリングだった♪

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コメント

右田ヶ岳っていうんですか?この山は知りませんでした。面白い形ですね。今度山口へ旅したら行ってみようと思います。

新幹線からよく見えますが、山陽自動車道からも見えると思います。佐波川を渡って防府の街に入ったくらいですかね。
ずっと前から目をつけていたんですけどやっと登れました。

お久しぶりです。
おのうえさんとおなじく月に何度も新幹線に乗っていますが、知らなかったですよ。こんな山~。
昨日、新幹線に乗ったので、早速チェックしようと、、、、山を通過する頃には熟睡していました。来週またチェックしてみます。
あーしかし、ツーリング行きたいなー。
おのうえさんのツーレポを読んで、また中毒が復活しそうです。

え〜!これだけ目立つ山なのに・・・
窓の外を眺めながら、この山いいなあ、この道走りたいな〜、
とかいつも思っていますよ。
ツーリング?行きましょう!!
またフェリー乗って遠くへロングツーリング行きたいですね。

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