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2005年9月11日 (日)

八幡平〜夏油温泉

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9月9日(金):7日目午後
八幡平アスピーテライン、岩手と秋田の県境に位置する火山地帯を抜ける道。トドマツやブナの原生林の中を走るワインディングロードを駆け抜ける。白い裸の木肌を見せる異様な枝振りの木が荒涼とした不思議な雰囲気だ。標高が1000mを超えると樹海から抜け出して空が広がる。ヒンヤリとして透明な高原の空気。空は青く何処までも広い。標高はとうに1500mを超えている。展望は息を飲むほど雄大だ。山々の重なりが地平線の彼方まで続く。名峰岩手山の威容も素晴らしい。バイクを降りて展望所に立つと「この景色全部俺のものっ!」って感じで、まるで自分がこの世界の神にでもなったかのような気分になれる。

ここでK君とは別行動を取ることになる。僕らは八幡平を降りて高速道路に乗り夏油温泉近くまでジャンプするが彼はもっとずっと南まで下るようだ。東京の友人を訪ねたあと、神戸まで一気に移動し阪九フェリーに乗るか僕らと一緒に直江津から乗るかは悩み中のようだ。どうも彼は高速道路を走るのは苦にならないようだ。僕には高速道路は退屈でどうしようもないのだが・・・。
高速を降りて僕らは夏油温泉へ向かう県道を登る。周りは人家も何もない。そのうちダム湖の周りの道に出てさらに道は細くクネクネの道になり切り立った谷間の中ほどにへばりつく道になる。鋭いカーブを曲がるたび深い谷を覗き込める。一体いつになったら着くのだろう、だんだんと周りは薄暗くなってきている。本当に辿り着けるのだろうか、そんな思いが頭に浮かぶほど。案内看板がなければとっくに諦めていたかも。
そして山をバックに突然温泉街が目の前に現れた。今まで人の気配なんて全く無い山中路だったのに突拍子もなく現れる賑わいに呆気に取られる。これぞまさに秘湯というシチュエーション。
キャンプ場は温泉の少し手前にあった。ここがまた物凄いワイルドなキャンプ場。駐車場から獣道のような山道を徒歩で登った所に炊事棟が自然と渾然一体となって存在している。すでにここにテントを張っている人がいるが勇気があるなあ。本人はいないので温泉に行っているのだろう。しかし実際のテントサイトはさらに登山道を登った所にありまさにこれが樹海の中の鬱蒼とした森の中。テント1張り分があるのかないのかわからないスペースが何とか数箇所見つけられる程度。上を見上げると木が生い繁って空はほとんど見えない。ホントに森の懐に抱かれて寝るというイメージだ。僕らはちょっとこの雰囲気に気後れして、それになんにしてもここまで荷物を持って上がる苦労を考えるとうんざりしてくるのであっさり駐車場の端の草地にテントを張ることにした。しかしこれが正解で満天の星を見上げながらビールを飲めたし、流れ星もいくつも見ることができた。
温泉は400円で川沿いの5箇所の露天風呂を自由に入ることができた。すでに辺りは真っ暗で、オレンジ色の外灯に照らされた石とコンクリートの階段を浴衣姿の宿泊客とともに渓流沿いの露天風呂まで下って行くのはなんともいい雰囲気だ。風呂は混浴の露天風呂。女性客も普通に入って来ている。熟年世代の多くの客に混じって若いカップルも入っていた。酸ヶ湯の男女エリア分けされた風呂よりずっと混浴らしくてリラックスできるがお湯自体はなんだかとても普通だった。

※画像投稿BBSにその他の写真あります。

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